ホームページを依頼する際の流れと相場

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2024.11.20

「誰に」「何を」「どのように」依頼したら良いか

起業や自社サービスを認知拡大のためにホームページを開設しようと考えられることは少なくはないかと思います。
今回は、こうした場合に「誰に」「何を」「どのように」依頼したら良いか、フリーランスや企業の相場感や、
実際に依頼した場合の流れなどをデザイン業界のキャリア14年の私の視点から詳しく説明していきたいと思います。

①誰に依頼するか


まず依頼先として以下3点の候補が挙げられます。

①フリーランス
デザインや開発の専門家に直接依頼できます。
柔軟な対応やコスト面で有利な場合が多いですが、
総合的なサポートや運用面でのフォローが必要な場合は個人によるスキルに依存するので注意が必要です。

②制作会社
多くの人員や技術が揃っており、デザインからシステム開発、SEO対策、運用までワンストップで対応できます。
ですがフリーランスに比べて費用が高くなる傾向があります。

③クラウドソーシング
多くの候補から選べ、比較的低価格で依頼可能です。
依頼内容を明確に伝えることが重要です。
デメリットとしては、仲介を通して依頼することになるのでスムーズにいかないことも。
依頼内容が明確で制作に必要な素材など揃っている、または依頼し慣れている方がおすすめです。

②何を依頼するか


ホームページの目的や要望を明確にして、依頼内容を具体的に伝えます。

①目的
例えば、「商品販売用のECサイト」「会社の情報発信サイト」「ブランディング向けのポートフォリオサイト」など。
目的によって構成や必要な機能が異なるため、意図をしっかり伝えましょう。

②デザインの方向性
どのようなイメージや雰囲気にしたいかを事前に検討します。
参考サイトやビジュアルイメージを共有するとイメージが伝わりやすくなります。

③機能
お問い合わせフォーム、ブログ機能、予約システム、SNS連携など、必要な機能も具体的にリストアップします。

③どのように依頼するか


依頼内容を簡潔で具体的に伝えることで、相手が理解しやすくなります。

①作業範囲を明確に
制作範囲(デザインのみ、システム開発含む、SEO対応など)やスケジュール感を共有します。

②予算感を伝える
どの程度の予算で考えているか伝えると、提案の方向性が絞りやすくなります。

③フィードバックの方法
進行中の確認方法やフィードバックの手順を話し合い、スムーズなやりとりができるようにします。
スムーズなやりとりを行う際のコミュニケーションツールとしては、
現在では主にスラック、チャットワークなどのチャット機能を用いて臨機応変に対応できるツールを用いることが多いです。

ホームページ制作は初期設定が重要ですので、事前にしっかりと要望や目的をまとめ、コミュニケーションを通じて理想の仕上がりに近づけるようにしましょう。
ホームページ制作の依頼・発注までの流れの詳しい内容をお知りになりたい場合はこちらをご参照ください。

④ホームページ制作の相場

ホームページ制作の相場は、依頼する内容や規模、誰に依頼するかによって大きく異なります。
以下に、一般的な相場をまとめます。


① シンプルなランディングページ (LP) の制作(デザイン+構築込)
概要:1ページのみのシンプルな構成で、サービス紹介やキャンペーン用に使用されることが多いです。
相場:5万~20万円
特徴:デザインや内容がシンプルなため、比較的短期間で完成しますが、デザインのクオリティやSEO対策の有無で価格が変動します。


②コーポレートサイト(デザイン+構築込)
概要:会社の紹介や事業内容、採用情報などを掲載する、5〜10ページ程度の一般的な企業サイト。
相場:30万~100万円
特徴:基本的な情報を網羅した内容で、ページ数が増えると費用も上がります。特に、デザイン性やSEO、管理画面の有無によって価格が変わります。


③ECサイト(デザイン+構築込)
概要:商品をオンラインで販売するためのサイト。商品管理や決済機能が必要です。
相場:50万~300万円
特徴:購入フローや決済システム、在庫管理などの機能が必要なため、規模に応じて価格が大きく変動します。CMS(例:Shopify、WordPress+WooCommerce)を使うか、カスタマイズするかによっても価格が異なります。


④ポートフォリオサイト(デザイン+構築込)
概要:クリエイターやフリーランスが自身の作品や実績を紹介するためのシンプルなサイト。
相場:10万~50万円
特徴:デザイン性が重視されるため、ユニークなデザインやインタラクションを求めるとコストが増します。シンプルな構成の場合、比較的低コストで制作可能です。


⑤高度な機能を備えた大規模サイト(デザイン+構築込)
概要:カスタマイズ性が高く、複数の機能(ユーザーアカウント、予約システム、マルチメディア対応など)があるサイト。
相場:100万~500万円以上
特徴:専門的なシステム開発が必要なため、制作費は大きく上がります。データベース構築やセキュリティ対策が求められるケースも多いです。

⑤制作会社とフリーランスの相場の違い

①制作会社
上記の相場を満たしやすく、特に大規模なサイトの運営やサポート面で信頼性があります。

②フリーランス
デザインや開発の専門家に直接依頼するため、制作会社よりもコストが抑えられる傾向がありますが、個人のスキルや経験によって価格が大きく異なります。

③追加費用
ドメイン取得・サーバー費用:年間5,000円~数万円程度
保守・運用費:月1~3万円が目安。

以上、ホームページ制作の流れと大まかな相場になりました。
事業規模やどのようなサイトにしたいかによって依頼先をよく吟味して依頼していただければと思います。

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